藤枝守・公式サイト
最新情報
コンサート情報
経歴
仕事
CDと書籍
日記
コンタクト
モノフォニーコンソート
九州大学大学院芸術工学研究院
リンク
news

金沢アートプラットホーム2008
-自分たちの生きる場所を自分たちでつくるために

「Kanazawa Art Platform 2008−To Create Our Own Place by Ourselves」


【主催】 金沢21世紀美術館
    [(財)金沢芸術創造財団]
【後援】 金沢市、金沢市教育委員会
     財団法人石川県芸術文化協会
【助成】 石財団法人林原共済会

 

 

「金沢アートプラットホーム2008」は、金沢21 世紀美術館が金沢の街を舞台 に行う、プロジェクト型の展覧会です。公園や商店街、街中の空き家などを活 動の場に、約20 名のアーティストが形式にとらわれない作品を展開。多くの人が参加するワークショップが行われ、また街中でたくさんの展覧会が開かれ ます。アートを通して人が出会い、新しい出来事が起きる。そして人々に対話が生まれ、社会の様々な部分に架け橋ができ、街がより豊かな場所へと変って いく。この秋、街の人々と織りなすアートが、金沢にあふれます。

【会期】 2008年10月4日(土) −12月7日(日)10時〜17時

【開館時間】 休館日:月曜日
(ただし10月13日、11月3日、11月24日は開場、10月14日、11月4日、11月25日は休場)
※個々の会場によって異なります。

【参加アーティスト】

青木千絵(日本)/ アトリエ・ワン(日本)/ 牛嶋均(日本)/ 小沢剛(日本)/
カミン・ラーチャイプラサート(タイ)/KOSUGE 1-16(日本)/塩田千春(日本)/
高橋匡太(日本)/高橋治希(日本)/トーチカ(日本) /友政麻理子 (日本)/
中村政人(日本)/八谷和彦(日本)/藤枝守(日本)/ フランク・ブラジ

【料金】 パスポートチケット(地図付・2日間有効)
・当日/一般=1,000円 大学生=800円 小中高生=400円 65歳以上=800円
・前売り・団体/一般=800円  大学生=600円 小中高生=300円
※無料でご覧になれる会場もございます。

【チケット取り扱い】 金沢21世紀美術館ミュージアムショップ、チケットぴ

【会場】 金沢中心市街地約14カ所(以下、予定地)
鱗町交差点/金沢市中央市民体育館/金沢市内小学校/金沢市民芸術村/金沢21世紀美術館(長期インスタレーションルーム、無料ゾーン、外構広場など)/金沢美術工芸大学/兼六大通 り商店街/市内空き町家/タテマチ/玉川公園/玉川公園周辺空き家/玉 川こども図書館/椿原天満宮/広坂商店街(50音順)

 

■主催:金沢21世紀美術館 http://www.kanazawa21.jp


 

藤枝守プロジェクト
サウンドインスタレーション「エオリアン・ハープ・リザウンディング〜樹木をつなぐ声」

金沢21 世紀美術館が建築される前、そこにあった金沢大学附属小中学校で植樹された樹木が、今も美術館のまわりに植えられている。藤枝守は古代ギリシャ神話における風の神であるアイオロスに由来するエオリアン・ハープの弦を樹木の幹を支えに張り巡らせ、美術館に点在している樹木をつなぐことで、樹木をつつみこむ「大気の呼吸」としての風は、「響き」に変容する。微妙に変容する持続した響きは、音響システム《RESOUUNDING》によって、金沢21世紀美術館外壁の曲面 ガラスをスピーカーとして振動させる。ガラス越しにエオリアン・ハープが醸し出す「樹木をつなぐ声」に聴き入り、樹木を育んだ土地と長い年月、そのなかで変容していった土地と人々のつながりに向き合うプロジェクト。

 

【エオリアン・ハープ・リザウンディング プロジェクトスタッフ】
企画/構成:藤枝守
制作コーディネイト:MILESTONE ART WORKS(ナガシマヨシホ )
技術協力:ワールド・エオリアン・ハープ・プロジェクト:杉山紘一郎、渡辺融
音響技術協力:武蔵野制振研究所

【協力】金沢大学人間社会学域学校教育学類付属中学校同窓会柏葉会、金沢大学人間社会学域学校教育学類付属小学校同窓会櫻鳴会



 
▲記念樹に張られたエオリアン・ハープ               ▲エオリアン・ハープ 設置風景

 
▲蜘蛛とエオリアン・ハープ                  ▲樹木をつなぐエオリアン・ハープ

 
▲振動体(アーキテクチャー) 
                ▲青空に輝くエオリアン・ハープ       

 



▲藤枝守サウンドインスタレーション 音響システム配置図(金沢21世紀美術館平面 図より)

 

 

 



*******『21世紀塾2008』のお知らせ ******************************
題目 藤枝守プロディユース「響きの生態系」〜気は音に従い、音は気に従う
「大気の呼吸」ともいえる風。その風が樹木の葉をふるわすときに生まれる響き。その響きに身体をゆだねてみると、しぜんに、われわれの呼吸もしずかに整ってきます。風、響き、呼吸などをめぐって、杉浦康平さんの「声」に耳をかたむける時間をつくりました。さらに、その「声」の続きとして、美術館の周りに佇む樹木の「生の軌跡」から生まれた《植物文様》という音楽を、砂原悟さんの奏でるクラヴィコードの微かな響きのなかで聴いてみたいと思います。

気は音に従い、 音は気に従う。 気が動くと音を発し、 音が発せられると気が震える。 (『化書』十二葉)
日時

2008年118日(土)16:00開演 (15:30開場)

出演

トーク:杉浦康平(グラフィックデザイナー)
クラヴィコード演奏:砂原悟(クラヴィコード:山野辺暁彦製作。1780年代ドイツ・フーベルト製作モデル)
         「植物文様クラヴィーア曲集 (藤枝守 作曲)」から (新作・植物文様第十五集を含む)

入場券 前売り券¥1500/当日券¥2000 ドリンク付き

お申込み・お問い合わせ:金沢21世紀美術館交流課 076-220-2811

   


    

■杉浦康平(グラフィックデザイナー)

●Profile
グラフィックデザイナー、神戸芸術工科大学名誉教授。意識領域をイメージ化する独自の技法によって、多くのクリエーターに影響を与え続けている。アジアの図像研究の第一人者としても知られ、アジア文化を紹介する展覧会の企画・構成や造本を数多く手掛ける。97年、紫綬褒章を受章。主な著書に『日本のかたち・アジアのカタチ』『かたち誕生』『宇宙を呑む』『宇宙を叩く』『生命の樹・花宇宙』など。
 

 


●Profile 砂原 悟 (クラヴィコード)

東京芸術大学付属高校を経て、1983年同大学卒業。同大学院在学中の1985年、ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を得て渡独。1987年ミュンヘン音楽大学マイスタークラッセを修了し て帰国。1988年東京芸術大学大学院修了。1993年まで同大学院博士後期課程に在籍した。現在、日本各地で、独奏、室内楽、歌曲伴奏などの演奏活動とともに、 コンクール審査、音楽雑誌「レッスンの友」での執筆活動なども行っている1984年日本音楽コンクール入選。1987年ポルト市国際ピアノ コンクール(ポルトガル)入賞。1988年東京芸術大学大学院にてクロイツァー賞受賞。 東邦音楽大学、大学院准教授、東京芸術大学講師。 宮島敏、中山靖子、クラウス・シルデ、小林仁の各氏に師事。

■クラヴィコードの植物文様  
西欧中世の時代において、音の基準となったモノコードは、その当時の音感を育むだけでなく、その音感の背景にあるキリスト教の調和と秩序の象徴だったといわれています。その後、モノコードが楽器となるために、鍵盤というアタッチメントが必要になり、「keyed monochord」と呼ばれるようになったそうです。さらに、15世紀あたりから、弦の数が増え、クラヴィコードという楽器のかたちとなり、18世紀になると、広くヨーロッパで使われるようになりました。バッハも愛用したといわれるクラヴィコードは、今で言う携帯型キーポードであり、どこにでも持ち運びが可能で練習や作曲の手助けとなったのです。あくまでも個人仕様の楽器だったクラヴィコードは、その音量 の制約のために公開演奏には適していません。しかしながら、その微かな音は、聴く人の意識に作用します。つまり、その音の大きさがわれわれに音に集中するという行為を与えるのです。

 これまで、《植物文様》のシリーズには、ピアノやハープシコードのための曲集がありましたが、以前からクラヴィコードに興味を寄せていた砂原悟さんと相談するうちに、クラヴィコードで《植物文様》を演奏してみたらどうだろうということになり、昨年、自由学園・明日館での「クラヴィコードの植物文様」の公演につながったのです。

 今回演奏される《植物文様15集》《16集》は、昨年、作曲されたばかりのものですが、作曲の際にクラヴィコードが醸し出す微妙な音調を意識しました。これらのあらたな曲集には、バッソ・オスティナート様式によるものや、異なるリズム・ユニットが同時進行するもの、バッソ・オスティナートのパターンがだんだんと成長してすべての声部に織り込まれていくようなフラクタル的なものなどが含まれています。  なお、今回の使用楽器は、山野辺暁彦さんが製作されたもので、1780年代のドイツの楽器製作家、フーベルトのクラヴィコードがモデルとなっています。(藤枝守)

■バッハのクラヴィコード
アンナマグダレーナ(バッハの2人めの妻)によって記された「バッハの思い出」の中に、クラヴィコードを愛したバッハの姿が描かれています。それによると、バッハはあらゆる楽器の中で、オルガンに次にクラヴィコードが好きであったらしいのです。バッハは家庭演奏を好み、息子たちともクラヴィコードで競演したといわれています。

クラヴィコードは公の場には出ない楽器で、主に家での練習用の楽器です。構造が単純で安価に作れたため、当時たいていのオルガン奏者が持っていたそうです。金属片が弦を突き上げるというシンプルな構造は、直接弦と対話しているような趣きがあります。アクションの複雑になった近代ピアノとはそのあたりの感触がかなり違います。キーを押しているあいだは金属片が弦から離れないため、ヴィブラートも可能です。しかしその構造ゆえ音量 は極端に小さく、近代演奏文化にはなじまずあまり使われなくなったと思われます。

しかし、その音色の美しさは音の小ささを補ってあまりあるものでしょう。チェンバロというよりリュートを思わせる音色で、比較的音の数が少ない楽曲を弾くと、とくにその音色の美しさが引き立ちます。今日はそういう意味で、バッハの作品からリュート組曲を選びました。ヴァイオリンのための無伴奏パルティータの編曲であるこの作品は、本来演奏すべき楽器の指定はなく慣例的にリュートで演奏されているものです。バッハはリュートを弾けなかった?という説もあり、この曲をクラヴィコードで弾くバッハの姿を何となく想像してしまうのです(もっともラウテンヴェルクというリュートを模した幻の楽器もあったそうですが・・)。

藤枝さんの「植物文様」もこの楽器とたいへん相性がよく、何度か演奏をさせていただいておりましたが、今回富山のマイルストーン・アート・ミュージックからCDリリースのはこびとなりました。クラヴィコード、藤枝さん、富山と縁が重なって、この度の那須の演奏会が実現できたことにたいへん感謝しております。(砂原悟 )



 

 

藤枝 守 E-mail: info@fujiedamamoru.com

    

 


■■■ 新譜・CDリリース販売のご案内 ■■■




    

マイルストーンアートワークス
がプロデュースする新レーベルMilestone Art Music 誕生!

その第一弾「クラヴィコードの植物文様

藤枝守: 
クラヴィコードの植物文様  
砂原悟
(クラヴィコード)

Milestone Art Music
(MAM-0001)

定価:¥2,500(税込価格)

詳細のご案内 

 

 

 



 
{1}